子宮腺筋症 粘膜下筋腫の漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
34歳の女性、1年余り前から月経量が多く月経期間が長くなってきたため、婦人科を受診すると、子宮筋腫の手術をすすめられたとのお話し。子宮腺筋症も数ヶ所にみられ、軽度の鉄欠乏性貧血もあります。
月経周期は26日前後、月経期間は6~7日間、月経色は紅~暗紅色、月経質は粘っこい、血液の塊(大小の血塊)が多く、月経前日より下腹部が張り月経1~2日目は下腹部痛が酷くて鎮痛剤を毎回服用しているとのこと。排卵痛も辛いご様子。
手術をせずに漢方薬で何とか改善できないだろうかと来店されました。
血液を補いながら、血を巡らせる漢方などの漢方薬をおすすめしました。数ヶ月の服用で、月経量と月経期間が普通になり、月経期間中がとても楽になられました。鎮痛薬はたまに服用する程度だそうです。
排卵痛はまだ改善していないので、数種類の漢方薬を加減して継続中です。漢方薬を服用し始めてから、婦人科を受診していないので、子宮内膜症と子宮筋腫の西洋医学的な所見などは不明です。
月経2~3日前から月経期間中は、スムーズに月経血が排泄されるように、お腹と下半身を冷やさないことと冷たい飲食物を控えるようアドバイスしました。
また、妊娠を希望しておられますので、婦人科を受診後に、子宮腺筋症と子宮筋腫のご様子を考慮しながら、″子宝漢方″に切り替えていきたいと考えています。
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